結論から先に言うとどんなときもWiFiはポート開放はできません。
理由はシェアードIPアドレス方式のネットワークだからです。
ちなみにポート開放をしたとしても通信速度が上がったりエリアが広くったり電波の入りが良くなったりはしませんのでご注意ください。
このページの目次
どんなときもWiFiはポート開放はできない
どんなときもWiFiは他のWi-FiやWiMAXと同様に、「ポート開放ができません」。
これはどんなときもWiFiがシェアードIPアドレス(内部IPアドレス)を使用してインターネットに接続しているからです。
シェアードIPアドレス(内部IPアドレス・プライベートIPアドレスとも言う)とはdocomo、au、SoftBankの内部ネットワークに割り当てられているIPアドレスのことです。1つのIPアドレスを複数のユーザーでシェアする仕組みです。
シェアードIPアドレス(内部IPアドレス・プライベートIPアドレスとも言う)はWiMAXやポケットWi-Fiでも利用されている方式で、
WiMAXの場合は、グローバルIPアドレスオプションを使うことでグローバルIPアドレスという外部からアクセスできるIPアドレスが割り当てられるため、ポート開放や双方向通信ができるようになります。
今現在のインターネット回線やWiMAX、ポケットWi-FiはシェアードIPアドレス(内部IPアドレス・プライベートIPアドレスとも言う)を使っていることが多いので
シェアードIPアドレスでもゲームやアプリができるようにメーカーが対策をしているので特別なことをしない限りポート開放が必要になることはほとんどありません。
どんなときもWiFiのポート開放をするとできること
仮にどんなときもWiFiがポート開放ができるとできることは以下の内容です。
普通にインターネットを使っている人にとって影響がある部分はマインクラフトくらいではないかと思います。
- 会社のパソコンから自宅のパソコンにアクセスできる
- 外出先から自宅の監視カメラにアクセスできる
- ポート開放が必須のゲームやアプリが利用できる
- マイクラフトができる
ポート開放ができても外部からアクセスできない
仮にどんなときもWiFiがポート開放ができても、スマホやiPhone、フリーWi-Fiや他のインターネット回線のWANという外部からアクセスできないのでどっちみち意味がありません。
どんなときもWiFiでポート開放できない使い方と代替案
どんなときもWiFiはポート開放ができないWi-Fiですが、多くのインターネット回線やWiMAX、ポケットWi-FiはシェアードIPアドレスでポート開放はできません。
ソフトやアプリの設計者や監視カメラなどの設計者もそのような環境で使われることは想定していてちゃんと対策がされています。
- 外出から自宅のパソコンにアクセスできない(Chrome リモート デスクトップで解決)
- 会社のパソコンから自宅のパソコンにアクセスできない(Chrome リモート デスクトップで解決)
- 外出先から自宅の監視カメラにアクセスできない(対応監視カメラを選んで解決)
Chrome リモート デスクトップはシェアードIPアドレスやポート開放ができない環境でも外部からパソコン(PC)にアクセスできるソフトです。
ポート開放が必須の場合はWiMAXを検討する
どうしてもポート開放が必要な場合はWiMAXを検討しましょう。
WiMAXにはグローバルIPオプションという有料オプションがあるのでこちらを利用すれば、グローバルIPが割り当てられてポート開放ができるようになるので、ポート開放が必須なアプリやソフト、ゲームなども利用できるようになります。
どんなときもWiFiをポート開放しても通信速度が上がらない
どんなときもWiFiはポート開放ができませんが、仮にポート開放が出来たとしても
通信速度が上がることはありません。
これは多くの方が勘違いしている部分ではありますがポート開放と通信速度に関係はありません。
ポート開放は、外出先や外部から自宅のパソコンやNASというファイルが保管されているサーバーにアクセスしたりネットワークカメラにアクセスしたりするために必要な設定だからです。
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